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歯の治療は「誰が作るか」で変わる。歯科医師と歯科技工士が一緒に考える杉山デンタルの補綴治療

歯の治療は「誰が作るか」で変わる。歯科医師と歯科技工士が一緒に考える杉山デンタルの補綴治療

歯の治療は「誰が作るか」で変わる——これは、当院が補綴治療において大切にしている考え方です。
セラミックやインプラントなどは素材だけではなく、誰が設計し、誰が製作するかで仕上がりや長期安定性が大きく変わります。補綴治療は、「見た目がきれいであれば良い」「最新の素材だから安心」という理由だけで選ぶものではありません。
当院では治療を行う際、患者さんのライフステージや価値観、他の歯とのバランスまで含めて慎重に判断しています。

――「今のあなたにとって本当に最適な治療は何か」を一緒に考えること。
それが当院の補綴治療における最も大切な考え方です。

そのため杉山デンタルクリニックでは、一部の症例において、歯科技工士の岡部和幸さん(デンタルラボア・シュルッセル)に補綴製作を依頼しています。
単に「技術が高い」からお願いしているのではなく、“患者さん一人ひとりに合わせた最適解を、一緒に考えてくれる技工士”だからです。


補綴物は“治療のゴール”ではありません

人生に寄り添うための選択です。

セラミックやインプラントなどの補綴物は、口の中に入った瞬間が完成ではありません。
歯やかみ合わせは、年齢・生活環境・体調・他の歯の状態などによって少しずつ変化していくものです。

ある方にとっては「見た目を最優先するのが最善の治療」かもしれませんし、
別の方にとっては「しっかり噛めること」「将来の負担を減らすこと」「他の歯を守ること」が優先される場合もあります。

当院が大切にしているのは、
「今のあなたにとって何が本当に必要か」

その判断を、歯科医師と歯科技工士が共通の視点で考えていくこと。
見た目や素材だけでなく、あなたの人生や価値観に合わせた補綴治療を一緒に選んでいくことを大切にしています。


歯科技工士・岡部和幸さんについて

歯科技工士は、実際に補綴物(かぶせ物・セラミック・インプラント上部構造など)を製作する専門職です。歯科医が削った形をただ“作り直す”のではなく、噛み合わせ・見た目・精度・強度・将来の変化まで考慮して「口腔内に納まる歯を設計するプロフェッショナル」です。

特に岡部さんは、

  • 新東京歯科技工士学校卒業後、昭和大学中央技工室研修
  • ドイツ歯科技工所 ArtOral(クラウス・ミュターティース氏)勤務
  • ドイツ歯科医院勤務(臨床に関与できる極めて希少な技工士)
  • イタリア ZirkonZahn本社研修
  • 2013年 青山でラボ開設 → 2018年 墨田区へ移転し「患者が直接会えるラボ」としてリニューアル

――国内外で研鑽を積み、教育や学術的活動にも携わる歯科技工士です。
歯科を通して健康寿命の延伸への追及をする姿勢、細部へのこだわりが院長と共通しています。


こだわるべきところには、しっかりこだわります

当院ではすべての補綴物を岡部さんに依頼しているわけではありません。

患者さん一人ひとりの状況を踏まえ、

  • 保険診療で十分対応できる場合
  • 自費でも比較的シンプルな治療で十分な場合

と判断されるケースでは、他の技工所に依頼することもあります。

無理に高額なものを提案したり、“最高級=最適”と考える治療はしていません。

一方で、

  • 長く使用する目的で設計したい場合
  • 審美性(色・形)が重要な前歯部補綴
  • インプラントなど高度な噛み合わせ調整が必要な症例
  • 患者さん自身の想いや価値観を反映したいケース
  • 患者さん自身がデンタルラボアシュルッセルでの技工を希望している場合

などにおいては、症例に応じて担当医の判断で信頼できる技工士に製作を依頼しています。

「選択肢の中で一番高いものを提案するのではなく、最もあなたに合った補綴物をご提案する」
その姿勢が、連携を強くしている理由です。


必要に応じて“技工士本人と話せます”

多くの歯科医院では、歯科技工士は患者さんに会うことはありません。
しかし当院では必要に応じ、

  • 技工所(墨田区)での直接面談
  • 院内からオンライン接続しての打ち合わせ

が可能です。

「この歯の色が気になる」
「表情に合う自然な形にしたい」
「仕事柄、少し控えめな色にしたい」
「将来こうなりたい」

といったご希望を、直接技工士に伝えられる環境を整えています。

“歯を作る人と話せる”――これは珍しく、こだわった補綴だからこそ実現しています。


院長の想い:補綴は「治して終わり」ではありません

杉山デンタルクリニックでは、補綴物を設置して終了ではなく、
「その先の人生をどう健やかに保つか」を含めて治療計画を考えます。

ある患者さんには、

「ここは今は◯◯が最適ですが、将来的に△△に変える可能性もあります」

とお伝えすることもあります。

大切なのは、その瞬間よりも、その人の人生に寄り添うこと。

それは院長が技工士と共有している価値観であり、補綴治療の根本です。


こんな方にこそ、当院の補綴治療を知ってほしい

  • 見た目だけでなく、噛めることや長持ちも大切にしたい
  • セラミックやインプラントで失敗した経験がある
  • 過去に「歯がすぐ割れた」「違和感があった」などの悩みがある
  • 自分のライフスタイルに合わせた治療を選びたい
  • “安くて早い”よりも“納得できる治療”を希望している
  • 将来を見据えた補綴提案をしてほしい

補綴治療の流れ(例)

1.初診・診断
2.補綴の選択肢提示(保険/自費)
3.必要に応じ岡部さんへ症例相談
4.ご希望がある場合、患者さん・院長・技工士で打ち合わせ
5.型取り(デジタル・印象)/写真撮影
6.技工物製作
7.口腔内での微調整・装着
8.定期メンテナンスと長期管理


最後に:あなたの「これから」に合わせた歯を、一緒に考えます

歯は一度入れたら終わりではなく、生きている限り変化していきます。
当院では、補綴物の素材だけでなく、
“誰が作り、どんな想いで製作されているか”まで大切にしています。

そのために、症例に応じて歯科技工士・岡部和幸さんと連携し、
必要に応じて患者さん自身も打ち合わせに参加いただく場合があります。

見た目だけではなく、噛めること、長持ちすること、そして未来の選択肢まで含めて、
あなたにとって本当に良い治療をご提案します。

気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

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杉山 健太郎

執筆者

杉山デンタルクリニック 院長

杉山 健太郎

東京歯科大学卒業後、杉山デンタルクリニックの院長となる。
日本口腔外科学会認定口腔外科専門医で、臨床研修指導歯科医師の資格も保有。多くの病院で口腔外科疾患やインプラント治療に従事し、患者さん一人ひとりにあった治療計画を提案しつつ、患者さんのQOL向上を目指す。